龍口寺へいらっしやい                     

龍口寺(りゅうこうじ)は、藤沢市片瀬の龍口刑場跡に建つ日蓮宗の本山です。
日蓮宗のお寺は、『祖山』、『霊蹟寺院』、『由緒寺院』、『一般寺院』に分けられています。
『祖山』は、総本山・大本山などと呼ばれる宗門の中心となるお寺で、日蓮上人のご霊蹟を顕しているのが『霊蹟寺院』、宗門の深い由緒のあるお寺が『由緒寺院』です。
龍口寺は『霊蹟寺院』に当たります。山号は寂光山(じゃくこうさん)です。
この地はかつて刑場跡で、文永8年(1271年)9月12日、日蓮上人を襲った龍ノ口法難の地です。
その後延元2年(建武4年、1337年)に日蓮の弟子、日法がこの地を「龍ノ口法難霊蹟」として敷皮堂という堂を建立し、自作の祖師像(日蓮像)と首敷皮を置いたのが龍口寺の始まりとなりました。
本格的な寺としての格式を整えたのは津村の国人で日蓮宗の信奉篤い島村采女が慶長6年(1601年)に土地を寄進して以来の事とされています。江戸時代までは片瀬腰越八ヶ寺(通称片瀬八ヶ寺)が輪番で維持していました。
境内にある五重塔は、神奈川県で唯一の貴重な存在となっています。




 
由緒ある伽藍が緑の中に鎮まっています。


厳めしい仁王尊が護持する仁王門を抜け、石段を登った先に、山門が大きく開いています。境内の広い龍口寺には、沢山の伽藍や霊蹟があります。日蓮上人が閉じ込められていた岩牢跡の御霊窟や旧松代藩邸を移築した大書院などが、彫刻が素晴らしい山門から一望できます。
その先、さらに石段を登った上に、巨大な本堂が鎮まっており、それを仰ぎ見た先、山の木々に囲まれるようにして、五重塔のすらりと伸びた姿が目に入ります。
本堂の向かって左の急な石段を七十七段上ると、小振りな七面堂が、来るものを優しく受け止めてくれます。
そこから、さらに登ると、釈尊の御遺骨を納める仏舎利塔が、山の頂に白く輝いています。
ここからの眺望は素晴らしいものです。







  Produced by PAGEKit